虫歯予防に甘いものを避ける理由2

お盆休みは皆さんどのように過ごされましたでしょうか?
私は子どもとプールに行ってきました🏊
10年以上ぶりにプールに入りました。
子どもも楽しんでくれて、それは良かったのですが、日焼け対策をしなかった結果、今も肩から背中は真っ赤でヒリヒリしています( ;∀;)
皆さんお出かけの際は日焼け対策をしっかりすることをおススメします( ´艸`)

さて、虫歯予防のお話の続きです。
「甘いものを食べると虫歯菌が歯の中に引き込まれてしまう」
これはどういったことなのでしょうか?

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この説を説明するのに、まずは歯の構造についてお話します。
歯の表面はエナメル質と呼ばれ、ダイヤモンド並みに硬い組織になっています。
エナメル質はほとんどが無機質で神経血管などはないので痛みを感じません。

その内側が象牙質(ぞうげしつ)歯髄(しずい)です。
歯髄は歯の神経と血管の大元で、象牙質がその周りを覆っています。
象牙質には歯髄から伸びる細かい神経や、象牙細管と呼ばれる歯髄に刺激を伝える構造を持っています。

さてここからが本題ですが、甘いものを食べると血糖値が上昇します。
当然歯髄の中の血管の血糖値も上昇します。
すると浸透圧の影響で、歯髄の周りの液体が歯髄の方向に引っ張られます。
この時、エナメル質が健全であれば、歯と外界は完全に遮断されているので特に影響はないのですが、
エナメル質にヒビが入っていたり、治療した詰め物との間に隙間があったりすると、そこに唾液などと一緒に虫歯菌が引き込まれてしまうのですΣ(・ω・ノ)ノ!

こういった細かい隙間は歯ブラシの毛先より細かいため、虫歯菌をかき出すことができません( ;∀;)
いきなり歯に穴があいたという経験のある方は、この説で虫歯ができたことを説明できるかもしれません。



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