歯垢、歯石を放っておくと歯周ポケットが深くなる

本日は衆議院選挙でした、皆さん投票に行かれましたか? 最近は歯周病のお話をさせてもらっております。 前回の歯石はとったほうが良いかの話でもお伝えしましたが、歯垢は放置しておくと歯周ポケットが深くなります( ;∀;) 歯周ポケットが深くなるとは、歯周病が進行するということでいいことはありません( ;∀;) 我々歯科関係者は学校で歯周病治療の第一はTBI(Tooth Brushing Instruction)、歯磨き指導だと教育されます。 診療室でどれだけキレイに歯石を落としても、歯磨きが下手で歯垢が歯茎に残っていると歯周病は進行してしまいます( ;∀;) 歯科医院で歯磨きや歯間ブラシ、デンタルフロスの使用について勧められた、指導された場合は是非アドバイスを受け入れて、歯磨き習慣を見直していただけたらと思います( `ー´)ノ

続きを読む

歯石はとらないとダメ?

朝夕は秋の気配ですが、日中はまだまだ暑いですね🌞 前回は歯石の種類の話をしました。 本日は歯石はとらないとダメかどうかをお話します。 「歯石をとると、そのあと冷たいものがしみたり、知覚過敏になるので取りたくない」 というご意見を伺うときがあります。 「取りたくない」というものを無理に取ったりはしませんが、一般的には取った方がいいと思いますよ、という話はさせてもらっています。 歯石自体は死んだ細菌の塊なのですが、表面がデコボコしておりツルツルの歯面に比べて大量の歯垢がくっつくことになります(; ・`д・´) このため歯石がついている部分の歯肉は赤く腫れて歯肉炎を起こしていることが多く、歯石をとらないと炎症が進行していくことになります( ;∀;) このような理由から一般的に歯周病の進行を抑えるには歯石除去が必要と考えられています( `ー´)ノ

続きを読む

「歯肉縁上歯石」と「歯肉縁下歯石」

ようやく朝晩は過ごしやすくなってきました(*^-^*) 昼はまだまだ半袖でも暑いくらいですが(; ・`д・´) さて本日は歯石の種類についてお話します。 歯石には2種類ありまして、「歯肉縁上歯石」と「歯肉縁下歯石」があります。 違いは歯石が付着する場所です。 歯茎より上の歯の部分に付着するのが歯肉縁上歯石。 歯茎より下の歯の根の部分に付着するのが歯肉縁下歯石です。 歯肉縁上歯石は黄白色で、下の前歯の裏側によくついています。 歯肉縁上歯石は歯とくっつく力が弱く、簡単に除去できます( *´艸`) 一方で、歯肉縁下歯石は褐色や黒いものが多く、非常に硬いです( ;∀;) 歯の根にかなりガッチリくっついているので、除去が大変です(;^_^A 歯周病の治療では、この歯茎に隠れた歯肉縁下歯石の除去が大切ですが、なかなか一筋縄ではいかないことが多いです( ;∀;)

続きを読む