お口の発達は良質な睡眠に関わる

暑いくらいになってきましたね🌞 お口の発達に関するお話の続きです。 お口の発達について私は歯科的な問題としか捉えていませんでしたが、「眠りで子どもは変わる」という書籍を読んで認識が変わりました。 この本には子どもの睡眠に関することが書かれていますが、私の全く知らなかった情報が記されています。 いくつか抜き出してみますと 「10歳以下の子どもだけでも、イギリスで190万人、アメリカで1100万人、アジアで25億人、オーストラリアで70万人の子供たちが睡眠に問題を抱えているといわれています」 「睡眠に問題がある子どもは、睡眠不足はもちろん、脳や体が酸素不足になることもあります。・・・・眠れない子供たちは、お行儀が悪く、注意力もなく、不幸せでADHDと誤診されやすいのです」 など。 大人だけの問題だと考えていた「睡眠時無呼吸症候群」についても子どもにも発生する病気であり、子どもの成長に大きな影響を及ぼすことが書かれています。 「OSA(睡眠時無呼吸症)がある場合、適切な睡眠をとったときと比べて、IQが10ポイントも低下する子供もいます」 など。 この睡眠の問題への対処として口腔筋機能療法があげられています。 お口の発達を促すことが睡眠の質を向上させるのですΣ(・ω・ノ)ノ!

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歯科新点数説明会

本日、愛知県保険医協会による歯科新点数説明会がありました。 医科も歯科も共通ですが、2年に一度点数の改正が行われます。 医療保険では、処置ごとに国によって点数が配分されており、そのルールに従って医療費が請求されます。 例えば虫歯の治療が100点と決まった場合、日本全国で虫歯の治療は100点で行われることになります。 1点10円なので、虫歯の治療は1000円で、窓口負担が3割の人は300円を窓口で支払うことになります。 というわけで、今年は点数の改正が行われる年で、6月から新点数に切り替わります。 請求のルールが変わるわけなので、日本中の歯科医院が新点数のルールを把握しなければなりません。 これがなかなかめんどう大変です。 本日の説明会でも会場参加者はテキストとにらめっこしながら、書き込んだりアンダーラインをひいたりと大忙しでした(;^_^A 医療費抑制のためか、年々制度が複雑になっている気がします( ;∀;)

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お口の発達

毎日行楽日和のゴールデンウイークです、いかがお過ごしでしょうか😃 本日は「口腔機能発達不全症」についてのお話です。 「口腔機能発達不全症」とは、「先天性の疾患などがない健常児において、食べる・話す・呼吸などの機能が十分に発達していない、もしくは正常な機能を獲得できていない状態を指す」とされています。 食べる機能の問題とは、例えば食べこぼしが多い、固いものが食べられない、噛まずにほとんど丸のみしている、など。 話す機能の問題とは、小学校の2年生くらいになっても舌足らずな話し方をする(カ・サ・タ・ナ・ラの各行の音が正しく発音できていない)など。 呼吸機能の問題とは、いわゆる口呼吸であることなど、があげられます。 歯科では特別な病気などないのに、上記のような問題がある場合に「口腔機能発達不全症」と診断し、主に生活習慣指導やお口のエクササイズなどの運動療法を行います。 また、必要に応じて耳鼻科や小児科などの医療機関と連携します。 私はこれまでこの「口腔機能発達不全症」を歯科的な問題としてだけ認識していましたが、ある本を読んでお口の発達は歯科的な問題だけでなくく、全身の健康にも関わる大きな問題となる場合があることを知りましたΣ(・ω・ノ)ノ! 次回以降このことについてお知らせしていきます。

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