年末のご挨拶

本日午前中の急患対応をもって今年の診療は終了しました。 今年一年当院の診療にご協力いただきありがとうございました<(_ _)> 来年もよりよい歯科医療が提供できるように精進してまいります。 よいお年をお迎えください<(_ _)> 新年は5日(金)より診療します。

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マイナ保険証を考える6

いきなり寒くなりました、風邪ひきそうです(;^_^A マイナ保険証について現場で関わる一人として問題と感じる部分をあげてきましたが、政府は正式に来年秋で現在の保険証を廃止することを決定しました。 毎日新聞の調査では57%の人が保険証廃止に反対とされていますが、河野大臣の記者会見では反対意見を言う人はイデオロギー(思想や理念)に問題がある人で、政府は十分な処置をとったので予定通りに廃止するとのことでした。 もう何を言ってもしょうがないことですが、あと数点不安を感じる部分を簡単に記載します。これで最後にします。 ・行政の事務手続き負担は大丈夫か?   これまで保険証は一世帯にまとめて発送されていたと思います。ところが、保険証廃止後は同一世帯の中でもマイナ保険証を持っている、持っていない、特別な配慮が必要な人など様相が複雑になります。そうすると、お父さんお母さんはマイナ保険証持っているが、子供はマイナ保険証がないのでそれ用の資格確認書を郵送、とこれまで単純に同一の保険証をまとめて郵送すればよかったのが、事務負担が増えるのではと思います。負担が増えればミスもでやすくなります。デジタル化して、事務負担が増える・・・。急ぎすぎでは? ・利用率の低さ   現在マイナ保険証の利用率は5%くらいです。にも関わらず紐づけミスなどのトラブルが毎日のように報じられます。これがある日を境に100%になったら・・・、ひどいトラブルがないことを祈ります。 繰り返しになりますが、来年秋…

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マイナ保険証を考える5

なぜだか暖かい日が続いております🌞 さて、マイナ保険証の不安についてですが 不安3 こういう意思決定でいいのか? この不安はあまり的を得ていないものかも知れませんが、個人的に感じることを記載します。 この保険証廃止は2023年6月成立の改正マイナンバー法によって決定されています。 で、様々準備検討して法律ができたので保険証を廃止します、と周知されるのならわかるのですが、保険証廃止の第一報は2022年10月の河野太郎大臣による記者会見でした。 この記者会見より前は、政府の閣議決定として保険証は廃止を目指すが保険証とマイナ保険証は選択制とされていました。 厚生労働省の審議会の議事録を確認してみても(ちらっとですが(;^_^A)、記者会見より前に保険証廃止を前提とした議論はされていないようです。 様々な専門家が集まって議論が始まるのは2022年12月(記者会見の2カ月後)にデジタル庁に設置されたマイナンバーカードと健康保険証の一体化に関する検討会からのようです。 政府は保険証をすぐ廃止するつもりはなかった、医療者や保険者なども丁寧に進めてほしいと考えていた。 ところが、いきなり河野大臣が廃止を発表し、後追いのように検討会が立ち上がり、法律が成立した。 健康保険というすべての国民に関わる制度を変更しようというのに、事前にしっかりした検討をした気配を感じません。 こういう意思決定でいいのでしょうか?

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