金銀パラジウム合金3
焼かれるような暑さはなくなり、秋の訪れを感じるようになってきました
金銀パラジウム合金の続きです ^^) _旦~~
前回お話したように、金銀パラジウム合金はおよそ50%は銀で構成されており、まさに銀歯となります。
銀単体ではお口の中ですぐに黒く変色してしまうことから、金やパラジウムが加えられています。
パラジウムは20%ほど加えられていますが、本当は25%以上加えた方が変色を防ぐ効果は高いといわれています !(^^)!
ところが25%もパラジウムを加えてしまうと、溶かして歯の形に成型するのが難しくなり、代わりに金が加えられているということです(´・∀・`)ヘー
いろいろ工夫されて使用されている金銀パラジウム合金ですが、最近はパラジウムという金属が世界的に必要とされる金属となっており、価格が急上昇しています。
パラジウムは自動車や電気製品の触媒に使われるようになっていること、世界の生産量の約50%がロシアで産出されることが価格急上昇の原因です。
価格だけでなく、歯科金属アレルギーはパラジウムを原因とするものが最も多いなど問題点もある金属となっています((+_+))
保険診療で長期に渡って使用してきた材料ですので、信頼性はありますが、銀歯以外の選択肢も考慮する時代となってきました( ..)φメモメモ