金銀パラジウム合金
すっかり夏ですね、一時期は梅雨のように雨が降っていましたが、最近は晴天続きですね🌞
本日は歯科治療で最もよく使用する(していた?)材料、金銀パラジウム合金についてお話します。
歯科治療ではよく金属を使用します、強度が強く、熱すれば溶けて形を自由に与えることができ、過酷な口腔内の環境でも安定しています。
口腔内は湿度100%(なんでもすぐ腐る、さびる)、噛む力は歯1本あたり60kgもの力がかかる(強度がないと壊れる、変形する)、人体に有害な材料は使えないと過酷な環境です。
そういったことを鑑みて、本来歯科医師は金合金(18金とか20金など)の使用が歯科治療には適切と考えてきました。しかしながら国民皆保険となるにあたって金合金では治療費がかかりすぎ、代替えとして金銀パラジウム合金が採用されるに至りました。
現在いわゆる銀歯、保険でつくった銀色の金属製のものはだいたいが金銀パラジウム合金です。
この金属は12%は金ですが、他は銀、銅、パラジウム、その他の合金となっております。
どのような特徴のある金属なのか、次回に続きます( `ー´)ノ