金銀パラジウム合金

すっかり夏ですね、一時期は梅雨のように雨が降っていましたが、最近は晴天続きですね🌞 本日は歯科治療で最もよく使用する(していた?)材料、金銀パラジウム合金についてお話します。 歯科治療ではよく金属を使用します、強度が強く、熱すれば溶けて形を自由に与えることができ、過酷な口腔内の環境でも安定しています。 口腔内は湿度100%(なんでもすぐ腐る、さびる)、噛む力は歯1本あたり60kgもの力がかかる(強度がないと壊れる、変形する)、人体に有害な材料は使えないと過酷な環境です。 そういったことを鑑みて、本来歯科医師は金合金(18金とか20金など)の使用が歯科治療には適切と考えてきました。しかしながら国民皆保険となるにあたって金合金では治療費がかかりすぎ、代替えとして金銀パラジウム合金が採用されるに至りました。 現在いわゆる銀歯、保険でつくった銀色の金属製のものはだいたいが金銀パラジウム合金です。 この金属は12%は金ですが、他は銀、銅、パラジウム、その他の合金となっております。 どのような特徴のある金属なのか、次回に続きます( `ー´)ノ

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歯の根虫歯に気を付けよう

すっかり夏らしい毎日になってきました、学校も夏休みに入ったようですね(#^^#) 最近60歳以上の方の歯の根虫歯に苦労することが多くなってきました( ;∀;) 年齢とともに歯茎が下がり歯の根が露出してきますが、この歯の根は軟らかくとても虫歯が進行しやすい環境にあります( ;∀;) 細い歯の根が虫歯になると削る過程で歯の根が細くなり、歯が折れてしまうことが多くなります。 そうすると差し歯にしても強度が確保できず、抜歯の可能性が高くなります。 虫歯が進行しても歯が折れる、治療しても歯が折れると、とても難しい状態になってしまいます( ;∀;) 歯の根虫歯を防ぐには ・食べたらすぐ強めのブクブクうがいでお口の中を洗い流す。 ・フッ素配合の歯磨き粉を使用して、歯茎も一緒に磨くくらい根元を磨く。 ・歯科医院で定期健診を受ける。 が有効と考えます。 歯の根虫歯は本当によーく気を付けてください<(_ _)>

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前歯の外傷

本日はとても良い天気でした、連休ということもありお出かけされた方も多いのではないでしょうか🌞 昨日は休日夜間歯科診療所の急患当番でした。 転んで前歯を打った子が2人、スポーツの練習中に相手選手の頭が前歯に激突した子が1人と昨日は前歯を打った子が多く来院しました。 外傷ということでは上の前歯を傷めることが一番多いです( ;∀;) このような場合まず骨折がないかを診査することになります。 特に下あごを強く打つような外傷で、外傷後にかみ合わせが変わってしまったように感じる場合は骨折の可能性が高いので注意が必要です( `ー´)ノ ぶつかって歯がひどくグラグラしている場合や、歯の位置がずれてしまったような場合は歯の位置を修正してボンドなどで固定します。 歯が抜けてしまった場合、子供の歯の場合は抜けたままにします。 大人の歯の場合は、抜けた歯を牛乳や歯の保存液、もしくは口の中にふくんで歯科医院に持っていきます。歯科医院ではその歯を洗浄して戻すように努力します。抜けた歯の損傷が激しかったり、抜けてから1時間以上経過しているような場合は戻しても長持ちしない可能性が高まります( ;∀;) ケガをすると程度はどうあれ後遺症は残ります。ケガはないのが一番ですね(#^^#)

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