神経を部分的にとる治療

急激に寒くなりましたね:;(∩´﹏`∩);: 今日は日差しが暑いくらいでいわゆる行楽日和でしたが( ´艸`) さて、虫歯の治療方法についてお知らせしてきました。 神経を残す治療をするつもりでもいざ治療となると予想外のところで神経が露出してしまう場合もあり、泣く泣く神経をとらなければならない場合もありました( ;∀;) しかしながら、近年は痛みなどの症状のない場合は神経が露出しても、悪くなった部分の神経のみを除去して、健康な部分の神経は保存できるようになってきました!(^^)! こうすることで歯のモチがよくなります( ´艸`) そのための治療方法や薬が進歩してきたのですね。 歯科医療も日進月歩です、なるべく良い治療を皆さんに提供できるように今後も努力していきます<(_ _)>

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虫歯の治療方法2つ

一気に涼しくなりました、日差しは暑いですが夕方からは寒いくらいでした☀ 今日は休日当番でしたので、ほいっぷにおりました。 ほいっぷはコロナワクチンの接種会場になっており、たくさんの方が接種に訪れていました💉 さて、前回激痛の虫歯では神経をとるしかないと説明しました( ;∀;) では激痛ではないけれど、レントゲンを撮ったら虫歯が大きく神経まで達していそうなときはどうするべきでしょうか? 話が少しずれますが、虫歯の治療方法には2つの考え方があります。 一つは現在の症状(冷たいものがしみるとか痛みはないとか)は考慮せず、神経が出ようが出まいがとにかく虫歯に侵されている部分は徹底的に除去するという考え方。 もう一つは、神経の露出はとにかく歯の寿命にとって都合が悪いので、症状が比較的軽度で、虫歯を取りきると神経が露出してしまう可能性のある場合は、あえて虫歯の一部を残して治療するという考え方。 基本的には前者の虫歯をとりきる治療が分かりやすいです。治療方針は一貫しており、通院回数の目安も付きやすいです。 一方でとらなくても大丈夫だった神経をとってしまうことになる場合もあり、判断が難しいところです(-ω-;)ウーン 後者はとらなくてもいい神経をとるという危険はなく、安全重視の治療となります。 一方で治療結果が不安定で、治療期間や回数が多くなります。 最悪いろいろ頑張ったけど、結局神経とりました・・・( ;∀;)と残念な結果になる場合もあります。 一言…

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どんな症状ならどうするか?

昼間は暑いですが夜はすっかり涼しくなりました、少し寒いと感じるくらいですね🍂 今年は9月23日に第24回日本歯科学会(日本で一番大きい歯科の学会)がWEB開催され、現在も録画がオンデマンド配信されています。 例年は横浜での開催で参加したことはなかったのですが、今回はいろんなテーマの講演を自宅で聞けるということで勉強させてもらっています( `ー´)ノ さて歯の神経のお話の続きです。 前回虫歯の治療で神経をとるかどうかは様々なことを検討して決定するとお伝えしました。 ですので神経をとるのかとらないのかの判断基準は先生によって違います。 ここでは僕の判断基準をお伝えします<(_ _)> まず、「ズキズキ痛くて眠れない、痛み止めをのんでも完全に痛みがとれない」 というような状態の歯は神経をとることをお勧めします。 虫歯がエナメル質を溶かして象牙質に侵入、これも溶かして歯髄に達すると歯髄が炎症を起こします。 炎症は初め歯髄の一部分だけなのですが、徐々に拡大します。 炎症が歯髄の全部に達すると激烈な痛みを発します( ;∀;) (厳密には全部炎症というわけでなく、部分的に健康な歯髄が残っていることが報告されていますが、激痛に変わりはありません(´;ω;`)) 一度強い炎症を起こしてしまった歯髄は健康な状態に回復することはないので、神経をとるより他にないことになります。 神経をとらなくてもいつかは神経が死んでしまうので痛みは去っていきますが・・・・ …

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