骨粗しょう症の治療と抜歯
ずーっと雨が続いております、皆様洗濯物は大丈夫でしょうか?
天気予報によるとようやく晴れる日もでてきそうです、よかったよかった( *´艸`)
本日は岐阜県歯科医師会主催の講習をWEBで受講しました。
テーマの一つが抜歯についてです。
その中でも今回は、骨粗しょう症治療で処方される薬と抜歯との関係についてお知らせします。
骨粗しょう症は特に閉経後の女性に多いといわれますが、骨がもろくなる病気です。
程度はありますが、進行すると日常の動作で(ベッドから降りるとか、階段をおりるとか)骨折してしまうようになります( ;∀;)
特に、大腿骨という足の付け根の部分と脊椎椎体という背骨の骨折は寝たきりになってしまう可能性が高く、とても注意されている病気です。
そのため骨粗しょう症の方には骨が強くなるようにお薬が処方されます。
お薬にはいくつか種類がありますが、そのうちBP製剤、抗RANKL薬という種類に分類されるものが歯科治療と関係します( 一一)
これらの薬は骨が吸収されるのを抑制する効果があり、骨がもろくなるのを防いでくれます。
ところが特に抜歯の場合など、骨が傷ついたり細菌に汚染されるようなことがあった場合、通常であれば傷つき汚染された骨は吸収されてきれいに治るのですが、この種類の薬を服用している方の一部の人(服用の仕方で割合は違いますが、錠剤服用の方で1万人に1人くらい)は抜歯した後の傷が治らず、穴があいたままになってしまう場合があります( ;∀;)
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