お口のガン
だんだんと春めいてきましたね、梅の花が咲き始めました。
歯ぎしりの話をしていましたが、堀ちえみさんの舌ガン報道でお口のガンについて気にされる方もいらっしゃるかと思いますので、本日はお口のガンについて書きます。
まず、口腔内にもガンはできます。舌だけでなく、歯肉や頬粘膜、上あごにも発生します。
内臓のガンと違って直視できるので、気を付けていれば自分で発見することもできます。
発見のポイントは、
・お口の中にいつまでも治らない口内炎のような傷がある
・他の部位と比べて白や赤の着色が強い部位がある
・硬いしこりがある
などです。
とくに痛みのない表面がただれたような腫れが2週間以上たっても治癒しないような場合は歯科医院の受診をお勧めします。
歯科医院では、ガン以外でも腫れたり歯肉の色が変化する病気はあるためそれらとの鑑別診断を行い、ガンの疑いが強い場合は市民病院の口腔外科など二次医療機関を紹介します。
我々も注意をするようにはしていますが、どうしても虫歯や歯周病などのチェックに気を取られがちです。
気になる部分がありましたら、遠慮せず患者さんの側から「ここはどうですか?」と聞いてみてください。
よろしくお願いします。