お口のガン

だんだんと春めいてきましたね、梅の花が咲き始めました。 歯ぎしりの話をしていましたが、堀ちえみさんの舌ガン報道でお口のガンについて気にされる方もいらっしゃるかと思いますので、本日はお口のガンについて書きます。 まず、口腔内にもガンはできます。舌だけでなく、歯肉や頬粘膜、上あごにも発生します。 内臓のガンと違って直視できるので、気を付けていれば自分で発見することもできます。 発見のポイントは、 ・お口の中にいつまでも治らない口内炎のような傷がある ・他の部位と比べて白や赤の着色が強い部位がある ・硬いしこりがある などです。 とくに痛みのない表面がただれたような腫れが2週間以上たっても治癒しないような場合は歯科医院の受診をお勧めします。 歯科医院では、ガン以外でも腫れたり歯肉の色が変化する病気はあるためそれらとの鑑別診断を行い、ガンの疑いが強い場合は市民病院の口腔外科など二次医療機関を紹介します。 我々も注意をするようにはしていますが、どうしても虫歯や歯周病などのチェックに気を取られがちです。 気になる部分がありましたら、遠慮せず患者さんの側から「ここはどうですか?」と聞いてみてください。 よろしくお願いします。

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歯ぎしりを止める方法2

今日は大変いい天気でしたね。 僕は豊川で行われた防災講演会に参加してきました。 被災時の口腔ケアは命を守る大切なことです、ご自宅の防災セットにぜひ歯ブラシを追加してください<(_ _)> さて本日は歯ぎしりを止める方法の続きを書きます✍ 前回は夜間の歯ぎしりが強く、歯が大きくすり減ってしまう方にはマウスピースが有効であることをお伝えしました。 その他、歯がよく割れる方、インプラント治療を受けた方はマウスピースを是非入れることをお勧めします✨ しかしマウスピースでは歯ぎしりそのものは止まらないので、起床時に顎が痛い方、疲れている方にはうまく効果がでない場合があります😞 ではそんな歯ぎしりにはどう対応するのか? その方法は自己暗示です。 寝ている時は無意識なので行動をコントロールできないと考えがちですが、例えば明日は大事な試験があるから寝坊できないと強く思って寝ると目覚まし時計がなる直前にふっと目が覚めた・・・というような経験はないでしょうか? このように寝る前の自分の状態をコントロールすることで、寝ている間の自分もある程度コントロールできると考えられています。 では歯ぎしり予防のために具体的にどうするのか? 段階を追って説明していきます😃

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