なかなか治らない顎関節症や義歯の不具合に関係する癖

昼間は暖かいですね、年末年始は寒くなるらしいですが⛄ このブログをご覧の皆さんの歯は今どういう状態でしょうか? 上下の歯が離れてますか、かみ合ってますか? 食事もしていないのにかみ合っているあなたにはTCHがあるかもしれません😠 TCHとは、"Tooth Contacting Habit"(歯列接触癖)の略で、上下の歯を "持続的に" 接触させる癖のことです。 正常な状態では安静時に上下の歯は接触せず、2~3ミリ離れているとされています。その状態が歯にとってもお口周りの筋肉にとっても楽な状態です😃 お口周りの筋肉にとっては軽く上下の歯を接触させているだけでも筋力を使っており、つねに軽い負荷がかかった状態になります。空のバックを一方の肩にかけていると、重さは感じなくても肩こりを起こしたりするように、軽い負担でも継続すると大きな負担となる場合があります😵 普段から筋力を使う癖がついてしまうと、食事時に柔らかいものも必要以上の力で咀嚼し顎の筋肉や義歯に負担をかけたり、夜間の歯ぎしりの原因の一つにもなると考えられています。 普段から顎の力は抜いて、上下の歯が接触していないか確認しましょう。 食事は味わってゆっくり食べましょう。 寝るときは肩の力を抜いて、あおむけで寝ましょう。

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顎関節症について

 忘年会シーズンですね、普段運動しない人が余興でDA PUMPのUSAを踊るとアキレス腱が切れるそうですよ(本当?💧)、お気をつけください(;^_^A  本日は顎関節症について少しお知らせします。  口を開けると痛い、ガクガク音がする、口が開かない、などの症状は顎関節症の可能性があります。  明らかな原因ははっきりしないことが多いですが、固いものを噛んだとかあくびで急に大きな口を開けたことなどがきっかけになることがあります。  転んで顎をぶつけたり、なにかしら明らかなきっかけのある場合や急に口が開かなくなった場合は早期の歯科受診をお勧めしますが、なんかわからんがちょっと顎の具合が悪いという程度の場合は一週間くらい安静にして様子をみると改善することもあります。一週間たってもまだ不具合があれば歯科を受診した方がよいと思います😖  整形外科や整骨院でも診てくれるところはあると思いますので、通いやすいところで相談するのもひとつですね。  痛みや口が開かないことは治療で改善することができますが、ガクガク音を消すのは難しいです。  通常ガクガク音自体は痛みがなければ治療の対象にしませんが、離れた人にまで聞こえるような大きな音が出てしまう方は治療する場合があります。音に対して確実に効果のある治療は確立されていないので、探り探りの治療になります😞  顎の関節も他の関節と同様、急に酷使すると痛めることがあります、忘年会・新年会と普段と違う食事が多くなりますのでお気をつけください😃   …

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災害発生時の歯科医の仕事

 暑いくらいの日が続いたと思ったら一気に冬になりましたね⛄  前回は災害時に肺炎が増加する点から、避難生活が長期化する場合の口腔ケアの大切さをお伝えしました。  その他の歯科医師会の仕事は、軽症者の口腔内の外傷(歯が折れた、口の中を切った)などの処置や壊れた義歯の修理など応急処置を行うこと、そして検死(身元確認)です。  検死は災害の結果、持ち物や顔貌などでは身元が分からない場合に歯の治療跡から身元を特定する仕事です。  ところで災害発生時にケガをしたらどうしたらよいか、皆さんご存知でしょうか?  恥ずかしながら僕も初めて知ったのですが、災害発生時の病院は命の危険があるような重傷者を助けるのに精一杯で自分で歩けるような軽傷者を診察する余裕はありません😖  このため、各地区に応急救護所という一時的な診療所が開設され医療スタッフが派遣されます。災害による負傷者はまず応急救護所にかかり、医師による重症度の診断を受けます。そしてその重症度に応じて大きい病院に搬送されたり、その場で処置を受けたりしていくことになります。限られた環境の中で、いかに多くの人を救えるのか、皆さんの助け合いが必要となります😠  災害が起こらないことを祈りつつ、枕元に懐中電灯を置いて寝ましょう💤

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