中野小防災訓練に参加しました
朝晩めっきり冷え込みが厳しくなってきました、もう小指にしもやけができました😖
本日は中野小の防災訓練に歯科医師会から派遣されて参加してきました。
災害時の歯科医師会の役割と口腔ケアの大切さを広報するためです。
阪神淡路大震災、東日本大震災を経験する中で、避難所生活で肺炎が増加することが明らかになりました。
この肺炎の大部分が誤嚥性肺炎という、お口の細菌が誤って肺に入ってしまうことで引き起こされるものとなっています。
肺炎発症の流れとしては、
災害時に水は貴重であり、歯磨きなどがおろそかになる→お口の中に汚れがたまり、細菌が増加する→増加した細菌が食べ物や唾液とともに誤って気管に入ってしまう→通常の体力があればむせるなどして入ったものを押し出したり、免疫の力で細菌を除去できるが、災害時は皆弱っている→肺炎を発症してしまう。
実に災害関連死の四分の一は肺炎によるものと言われています。
対策として、少量の水でもよくすすぐこと、ウェットティッシュなどで歯をぬぐうだけでも効果はあります。
また避難持ち出し袋などを準備する際に歯ブラシや液体歯磨きがあるとよいと思います。
発災時にはそれどころではない問題が多数起こると思いますが、命をまもる行動にお口のケアも大切であるということを頭の片隅に置いておいてください。