周術期オーラルマネジメントの講演を聞きました
今日はとても寒くなりました、東京は雪が降っているようです豊橋はよほどのことがないと雪は降らないので安心は安心ですが、寒さは堪えますね
さて昨日は名古屋にて「周術期オーラルマネジメント」に関する講演を聞いてきました。
「周術期」とは、なにかしらの病気で手術など治療をする場合に、その術前(手術準備など)・術中(手術そのもの)・術後(その後の回復過程)を含めた期間のことをいいます。
この周術期において、お口の環境の良し悪しが治療に影響することが知られています。例えば抗がん剤の治療をする方は、その副作用が口腔内にもでてきます。粘膜炎と呼ばれるようなひどい口内炎ができると食事がとれなくなり治療を中断しなければならない場合もあります。命のかかった治療をするのに、口腔環境の悪いことが足をひっぱってしまうのです
また全身麻酔で手術を行う場合、麻酔中の呼吸を確保するために挿管といって酸素などを送り込むために口から管を差し込みますが、お口の中が汚れているとその汚れ(細菌の塊)を直接肺に送り込んでしまうことになりますし、歯がグラグラだったりすると管を差し込んだ時点で歯が抜けてしまうこともあります
術後も早く自分の口で食事をすることが回復を早めると言われています。
このようなことから手術や抗がん剤治療、放射線治療の前に歯科を受診し手術に向けて体調を整えるように、お口の状態も整えることが大切です。周術期オーラルマネジメントです。
いつもいつも使う情報ではありませんが頭の片隅に置いて…