浜松から諏訪湖に行くという話 結果3
坂道を下りきった「かぐらの湯」で小休止。とてもきれいで、温泉にも入れるし食事もできます。おすすめ。車で行くのがよいでしょう。
2人のリタイアに見舞われて、これからどうするか相談です。
この時点でコースとしては約1/3を消化、しかしあと3つ峠を越えなくてはならない状態です。
スマホで地図を確認すると、リタイアする(電車に乗る)にしても、飯田線の駅まで10キロ程度は走らなければなりません。このまま北上していくとリタイアになった場合に駅までたどり着くのが困難になる場合も予想されます。
「全員ここでリタイア案」もでましたが、猛者の父は「行けるところまで行く」とまっすぐな瞳でおっしゃります。年長者がまだやると言っているのに、それより若いやつが行かないのも情けないと思い僕も「行けるところまで行く」ことにしました。
とはいえ体力差は歴然なので「どうぞ先に行ってください、僕もやれるとこまで頑張ります」と猛者の父を送り出し、ポカリを買ってまた地図を見ます。何度見てもコースが短くなる気配はありません。覚悟を決めて出発です。
一人で自転車を漕いでいると脳が現実逃避するのか、頭の中で好きな歌がエンドレスで流れていたり、卵を片手で割るのにもっとも安全な方法はなにか?と全然関係ないことを考えたりします。そんな脳内で進んでいると、途中休憩していた猛者の父と合流。目の前には第2の峠「地蔵峠」が姿を現しました。