浜松から諏訪湖に行くという話 結果3

 坂道を下りきった「かぐらの湯」で小休止。とてもきれいで、温泉にも入れるし食事もできます。おすすめ。車で行くのがよいでしょう。  2人のリタイアに見舞われて、これからどうするか相談です。  この時点でコースとしては約1/3を消化、しかしあと3つ峠を越えなくてはならない状態です。  スマホで地図を確認すると、リタイアする(電車に乗る)にしても、飯田線の駅まで10キロ程度は走らなければなりません。このまま北上していくとリタイアになった場合に駅までたどり着くのが困難になる場合も予想されます。  「全員ここでリタイア案」もでましたが、猛者の父は「行けるところまで行く」とまっすぐな瞳でおっしゃります。年長者がまだやると言っているのに、それより若いやつが行かないのも情けないと思い僕も「行けるところまで行く」ことにしました。  とはいえ体力差は歴然なので「どうぞ先に行ってください、僕もやれるとこまで頑張ります」と猛者の父を送り出し、ポカリを買ってまた地図を見ます。何度見てもコースが短くなる気配はありません。覚悟を決めて出発です。  一人で自転車を漕いでいると脳が現実逃避するのか、頭の中で好きな歌がエンドレスで流れていたり、卵を片手で割るのにもっとも安全な方法はなにか?と全然関係ないことを考えたりします。そんな脳内で進んでいると、途中休憩していた猛者の父と合流。目の前には第2の峠「地蔵峠」が姿を現しました。

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SAS矯正歯科医会のセミナーを受講しました

 5月21日に所属するSAS矯正歯科医会の学術講演に参加しました。  「進化から口腔機能を考える」と題して、モンゴル医学科学大学客員教授の岡崎好秀先生の講義が行われました。  近年多い子供の過蓋咬合やお口ぽかん、唾液の減少などの現状に対して、口腔機能の発達を促す食事の仕方や食材の選び方などの説明を受けました。

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浜松から諏訪湖に行くという話 結果2

」  兵越峠の麓で小休憩します、これから約1000メートル自転車で登るんですね・・・(絶望)。 ここに到達するだけで疲れちゃった僕は、写真のごとく座り込んで寝ていましたが(おじさん撮影) 「さあ、出発するぞ!」 の掛け声でハッと目を覚まし自転車にまたがりました。  ずっと坂道が続いています。 「所々急坂があるけど、ゆっくりなら上がれるはずだから」とのこと。本当ですか? 「ここからは個人のペースで、峠の上で合流するようにしよう」  いざ、出発で猛者がトップ、猛者の父、僕、おじさんの順番で登っていきます。  さすが猛者、同じ坂道を上っているのか疑わしいスピードですぐに見えなくなってしまいました。  猛者の父も猛者ほどのスピードはありませんが、尽きることないスタミナで坂の緩急関係なく、一定のペースで休むことなく進んでいきます。遺伝ってあるよなぁと実感します。  個人的に自転車で長い坂道を上る際に大事なのは、「スタミナを使い切らないこと」だと思っています。平地のようにスピードが乗って慣性で走ることができないので、足が動かなくなったら終了です。  すでに目標を「完走」から「一番にリタイアしない」に変更している僕は、急な坂道は自転車を押して歩き、緩めの坂道は自転車でとスタミナ温存作戦を採用し、なんとか峠の上に到達しました。  上ったあとは下らなければならないわけですが、道幅は狭くグネグネと曲がっており、上ってくる車やバイクがあるなかスピードをコントロールしていかなければなりません。上…

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